Last update 2017.02.16
LANとは言うまでもなくコンピュータ同士を接続し、お互いの持つリソース(ハードディスク、プリンタなど)を共有して利用する技術である。LANが登場する以前は1台のパソコンで作ったデータを別のパソコンに移動する手段としてフロッピーを使っていたが、LANが登場することによりデータを直接目的のコンピュータに送りつけることができるようになった。黎明期のLANはハードディスクとプリンタを共同利用するのが導入する最大の目的であった。
近年コンピュータは計算機としてではなく、コミュニケーションの道具として使われることが多くなっている。LAN環境においてもあてはまっておりコミュニケーションツールの一環として利用されるようになっている。代表的なツールがグループウェアと呼ばれる製品である。コンピュータを使ったコミュニケーションは従来の紙や音声によるコミュニケーションとは別の可能性を秘めている。その一例としては時間と距離を超える事だ。また、受け取った情報を加工して二次利用する事も容易である。
コンピュータを利用したコミュニケーションという意味ではインターネットに一日の長がある。今までのグループウェアは各社の独自仕様で作られていたが、ここ数年インターネットテクノロジーを随所に取り込み、よりネットワークに対して親和性の高い製品仕様にかわりつつある。
[Next]
Copyright © MURA All rights reserved.