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02 IPv6の実装に必要な知識


IPv6の事をまだ習得していないエンジニアと話をすると「IPv6はIPv4と勝手が大きく違って難しそうだ」との話をよく耳にする。
確かにIPv6はIPv4と勝手が違う所も多く、今までIPv4で学んできた常識がそのまま通用しない所もあり、IPv6に関するRFCも膨大な数が存在している。

しかし、考えてみて頂きたい。IPv4に関するRFCも膨大な量が存在しているが、それらをすべて理解していないとIPv4を使う事が出来ないというわけではなく、キモとも言える日常的に使用する部分さえ理解できていればIPv4ネットワークを構成するのに困る事はないはずだ。

同様に、IPv6を導入するために必要な知識も実際はびっくりするくらい数が少ないし、IPv4と同様に考える事が出来る点も数多くある。

IPネットワークを導入するときに考慮しなければいけないポイントを先にまとめておこう

・IPアドレスの種類
・ノードに割り当てるIPアドレス
・IPアドレスの自動構成
・ルーティング

この4点が把握できれば、IPv4であろうが、IPv6であろうが基本的なネットワークを構築することが可能だ。

「IPアドレスの種類」については、すでに第1章で解説済みなので、本章ではより理実務に近い残り3点を中心にした解説と、インターネットアクセスに必要な付帯知識を解説しよう。

02-01 ノードにに割り当てるIPv6アドレスの種類

02-02 IPv6アドレスの構成方法

02-03 IPv6のルーティング

02-04 名前解決

02-05 IPv4との共存

02-06 IPv6では重要な役割を担うICMPv6とリンクローカルアドレス

 

>> 02-01 ノードにに割り当てるIPv6アドレスの種類

 

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