2-3-1 TCP/IP

Last update 2017.02.16

今まで独自プロトコルでのみでしか通信出来なかったメインフレーム(汎用機)やオフコンもTCP/IPをサポートした事によりLANで使用されるプロトコルはすべてTCP/IPに統一されたといっても過言ではないだろう。これからネットワーク環境を構築しようとした場合はTCP/IPを念頭において計画すれば間違いはない。現在ではTCP/IPをサポートしていない機器を探す方が難しいくらいである。

かといって、現在メインフレーム、オフコンでのネットワークが完成している場合は無理にTCP/IPに移行する必要はない。メインフレーム、オフコンと言えども10/100Baseと同じイーサネット(IEEE802.3)をサポートしているのが一般的である。と言うことはトラフィック的な問題あるいはメインフレーム/オフコンの仕様上共存が困難な場合を除いて10/100Baseと同じデータ回線を共有する事が出来る。
それなりの理由があってTCP/IPに移行せざるを得ない場合を除いて現有資産を捨てる必要はあまりないはずだ。

TCP/IPで運用するのであれば、IPアドレスはDHCPで自動発行するか人が計画的に発行しなくてはならない。思い付きでIPアドレスを割り当てているとアドレス重複の憂目にあうので、人が割り当てをする場合は「アドレス管理台帳」は必需品である。

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