詳説図解TCP/IPエキスパートガイド Expert guide series e‐Trend 村嶋 修一 著 B5/416ページ 定価 本体2,800円+税 ISBN4-7980-0530-4 秀和システム発行 2003/05発売 |
2007/05で販売終了(絶版)しました。
正誤表はこちらです。
一般的にTCP/IPの本は理論中心になりがちですが、僕が書く本に共通している「実践重視」のスタイルはこの本にも生きています。まずはChapter1を見ながら、通信プロトコルを「体験」して下さい。
各章の構成は前半に概要、後半が詳細となっており、詳細部分はリファレンスとしても使える様にかなり突っ込んだレベルの内容で書いてあります。このため通しで全部読もうとすると、途中で消化不良になるかもしれません。まずは各章の概要部分をざっと読んで、全貌をつかむのが良いと思います。詳細部分は必要に応じてじっくり読み込んで下さい。
ネットワークエンジニアに必要な「セキュリティ」にも力を入れていますので、ネットワークエンジニアあるいはこれからネットワークエンジニアを目指す方にはぴったりですょ (^^)/■ Chapter 1 通信プロトコル
1.1 インターネットがもたらすもの
1.1.1 コンピュータネットワークとは
1.1.2 インターネットとは
1.1.3 インターネットによるコミュニケーション
1.2 プロトコルとは
1.2.1 身近にあるプロトコル
1.2.2 コンピュータプロトコル
1.3 おなじみのプロトコルの仕組み
1.3.1 HTTP
1.3.2 SMTP
1.3.3 POP3■ Chapter 2 通信の仕組み
2.1 パケット
2.2 ルータの仕組みとインターネット
2.2.1 IP アドレス
2.2.2 サブネットマスクとCIDR
2.2.3 MAC アドレスとLAN 内の通信
2.2.4 WAN との通信
2.2.5 スタティックルーティングとダイナミックルーティング
2.3 OSI 参照モデル
2.3.1 OSI 参照モデルについて
2.3.2 TCP/IP のモデル
2.3.3 メール送信での具体的な例■ Chapter 3 第5 層―アプリケーション層
3.1 Web(HTTP)
3.2 メール
3.2.1 SMTP
3.2.2 メールヘッダ
3.2.3 MIME
3.2.4 POP3
3.2.5 IMAP4
3.3 ネットニュース(NNTP)
3.4 FTP
3.5 NTP
3.6 syslog
3.7 SNMP■ Chapter 4 第4 層―トランスポート層(TCP/UDP)
4.1 コネクション型とコネクションレス型
4.2 ポート番号
4.3 UDP
4.4 TCP
4.5 NAT/NAPT
4.6 Proxy
4.7 SOCKS■ Chapter 5 第3 層(1)―ネットワーク層(IP)
5.1 IP
5.1.1 ルータによる中継
5.1.2 ユニキャスト
5.1.3 マルチキャスト
5.1.4 ブロードキャスト
5.1.5 エニーキャスト
5.2 IPv4
5.2.1 ネットワークID とホストID
5.2.2 クラス
5.2.3 CIDR
5.2.4 特別な意味を持つIP アドレス
5.2.5 アドレス空間の割り当て状況
5.2.6 IPv4 のプロトコルヘッダ
5.3 IP アドレスとFQDN の結び付け
5.3.1 IP アドレス直接入力
5.3.2 hosts による名前解決
5.3.3 DNS による名前解決
5.3.4 DNS の仕組み
5.3.5 DNS の機能
5.4 裏方プロトコル
5.4.1 DHCP
5.4.2 ICMP
5.5 負荷分散
5.5.1 ラウンドロビン
5.5.2 ロードバランサ
5.6 フラグメント
5.7 マルチキャスト
5.7.1 マルチキャストとは何か
5.7.2 マルチキャストの動作
5.7.3 マルチキャストアドレス
5.7.4 IGMP
5.7.5 マルチキャストのルーティングプロトコル■ Chapter 6 第3 層(2)―ネットワーク層(IPv6)
6.1 IPv6 の特徴
6.1.1 IPv6 導入のメリット
6.1.2 128 ビットアドレス空間
6.1.3 スコープ
6.1.4 IP アドレスの表現方法
6.1.5 プラグアンドプレイ
6.1.6 近隣探索
6.1.7 エニーキャスト
6.1.8 ルーティングの集約
6.1.9 モバイルIP
6.1.10 セキュリティ
6.2 IPv6 のアドレッシング
6.2.1 ユニキャストアドレス
6.2.2 エニーキャストアドレス
6.2.3 マルチキャスト
6.3 アドレス空間
6.3.1 アドレス空間の割り当て
6.3.2 アドレス空間の割り当て状況
6.4 IPv4 からIPv6 ヘ
6.4.1 IPv4 ネットワーク上でIPv6 通信
6.4.2 IPv6 とIPv4 の相互接続
6.5 IPv6 のプロトコルヘッダ
6.5.1 IPv6 プロトコルヘッダの構成
6.5.2 IPv6 ヘッダ
6.5.3 拡張ヘッダ■ Chapter 7 第3 層(3)― IP ルーティング
7.1 ルータの働き
7.1.1 ルーティングとは
7.1.2 ルーティングテーブル
7.1.3 スタティックルーティング
7.2 ダイナミックルーティング
7.2.1 ダイナミックルーティングで発生する問題
7.2.2 最短経路演算アルゴリズム
7.3 RIP
7.3.1 RIPv1 の動作
7.3.2 RIPv1 の状態推移
7.3.3 ポリシールール
7.3.4 パケットフォーマット
7.4 RIPv2
7.4.1 RIPv2 の動作
7.4.2 パケットフォーマット
7.5 RIPng
7.6 OSPF
7.6.1 OSPF の動作
7.6.2 パケットフォーマット
7.7 BGP-4
7.7.1 IGP とEGP
7.7.2 BGP-4 の動作
7.7.3 BGP-4 ヘッダフォーマット■ Chapter 8 第2 層―データリンク層
8.1 イーサネット
8.1.1 CSMA/CD
8.1.2 イーサネットフレーム
8.1.3 MAC アドレス
8.1.4 特殊なMAC アドレス
8.1.5 イーサネットカード
8.1.6 ARP
8.2 中継機器
8.2.1 リピータ/ハブ
8.2.2 ブリッジ/L2 スイッチングハブ
8.2.3 マルチスピードハブ
8.2.4 ルータ/L3 スイッチングハブ
8.2.5 コリジョンセグメントとブロードキャストセグメント
8.3 スイッチングハブとVLAN
8.3.1 スイッチングハブの仕組み
8.3.2 L2-VLAN
8.3.3 L3-VLAN
8.3.4 802.1Q
8.3.5 冗長構成
8.4 PPP
8.4.1 PPP の機能
8.4.2 PPP におけるカプセル化
8.4.3 PPP の状態推移
8.4.4 LCP
8.5 PPPoE とPPPoA
8.5.1 PPPoE
8.5.2 PPPoA■ Chapter 9 第1 層―物理層
9.1 イーサネットケーブル
9.1.1 ツイストペアケーブル
9.1.2 光ファイバ
9.2 無線LAN
9.3 xDSL
9.4 CATV
9.5 ネットワークの形態のいろいろ
9.5.1 トポロジ
9.5.2 クライアントサーバとピアツーピア■ Chapter 10 セキュリティ(1)―ファイアウォール
10.1 セキュリティの限界
10.1.1 セキュリティとは?
10.1.2 セキュリティの実現方法
10.1.3 セキュリティの限界
10.2 ファイアウォール
10.2.1 ファイアウォールの機能と限界
10.2.2 ファイアウォールの種類
10.2.3 ファイアウォールの構成
10.2.4 トロイの木馬/ウィルス対策
10.2.5 アクセス制御
10.2.6 ファイアウォール構成例
10.3 パケットフィルタリング
10.3.1 IP アドレスでのフィルタリング
10.3.2 ポート番号でのフィルタリング
10.3.3 ACK フラグによるフィルタリング
10.3.4 ダイナミックフィルタ
10.3.5 プロトコル番号■ Chapter 11 セキュリティ(2)―暗号化と認証
11.1 暗号化
11.1.1 DES
11.1.2 RSA
11.1.3 SSL
11.1.4 SET
11.1.5 PGP
11.1.6 S/MIME
11.1.7 Diffie-Hellman
11.5 認証
11.5.1 PAP/CHAP
11.5.2 RADUIS
11.5.3 Kerberos
11.6 電子署名
11.7 VPN(IPSec)
11.7.1 IPsec の概要
11.7.2 トランスポートモード
11.7.3 トンネルモード
11.7.4 SA
11.7.5 IKE
11.7.6 AH
11.7.7 ESP
11.7.8 IPComp
11.8 ハッシュ関数
11.8.1 MD5
11.8.2 SHA-1
11.8.3 HMAC■ Chapter 12 インターネットの成り立ちと歴史
12.1 標準プロトコルとしてのTCP/IP
12.1.1 特定メーカーの仕様に依存しない
12.1.2 用途と通信方法を限定していない
12.1.3 信頼性
12.2 インターネットの誕生
12.2.1 冷戦が生み出した最強のプロトコル
12.2.2 ARPANET は如何に生まれ出たか
12.2.3 TCPIP の誕生と成長
12.3 TCP/IP の成長とRequest For Comments(RFC)
12.3.1 RFC の誕生
12.3.2 RFC の秘密
12.3.3 RFC の種類と標準化過程
12.4 誰がTCP/IP を育て見守るか
12.4.1 インターネットの最大貢献者
12.4.2 主要団体の役割と相関
12.5 日本でのインターネットの歩み■ Appendix
Appendix A IPv4 補足図表
Appendix B マルチキャスト関連補足図表
Appendix C PPP 関連補足図表
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