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WSL2 のセットアップ


WSL とは Windows Subsystem for Linux の略で、Windows 10 上で Linux をカジュアルに扱うテクノロジーです。

このテクノロジーが出る前は、Linux の開発をするのなら macOS だよねーといった感じでしたが、WSL が出てから、Linux 開発は macOS に引けを取らなくなりました。

OS の好みもあるので、macOS 大好きな方に Windows を使ってくれとは言いませんが、選択肢が増えたことは喜ばしい事だと思います。
(僕の場合は、dig と whois を使うためだけに WSL 入れていたりしますけど w)

WSL は、更に強化され WSL2 となり、2019/11/13 にリリースされた、Vertion 1909 Build 18362 以降で使用できるようになりました。

WSL1 と WSL2 の違いはこちらをどうぞ

WSL 1 と WSL 2 の比較 | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/compare-versions?WT.mc_id=WD-MVP-36880

 

WSL が入っていない環境に WSL2 をインストールする

まずは、Linux 用 Windows サブシステムと仮想マシンの機能を有効にします。GUI で設定しても良いのですが、PowerShell でも簡単に設定できます。

Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName Microsoft-Windows-Subsystem-Linux -All -NoRestart
Enable-WindowsOptionalFeature -Online -FeatureName VirtualMachinePlatform -All -NoRestart

 

続いて、WSL2 に必要な Linux カーネル更新プログラム パッケージをインストールします。

インストーラーはこちらからダウンロードできます
https://wslstorestorage.blob.core.windows.net/wslblob/wsl_update_x64.msi

 

ここで、一度 PC を再起動します。

 

再起動が終わったらWSL 2 を既定のバージョンとして設定します

wsl --set-default-version 2

 

ここまで準備が出来たら、あとは Linux ディストリビューションをインストールだけです。

https://aka.ms/wslstore

 

Ubuntu が起動しました

 

WSL1 から WSL2 に変更する

既に WSL をインストールしている場合は、WSL2 に変更することが可能です

Linux カーネル更新プログラム パッケージのインストールがまだであれば、パッケージのインストールします。

インストーラー
https://wslstorestorage.blob.core.windows.net/wslblob/wsl_update_x64.msi

 

wsl --list --verbose でディストリビューション名を確認し、wsl --set-version でディストリビューションを WSL2 に変換します

wsl --set-version <distribution name> <versionNumber>

 

アップデート

WSL のアップデートは Windows Update で提供されるようになっていますが、手動でアップデートする場合は、以下コマンドを使います。

sudo apt update
sudo apt upgrade -y

 

参考情報

WSL2 セットアップ for Windows Insider Preview Dev Channel
http://www.vwnet.jp/Windows/w10/2021070401/WSL2forIPDC.htm

Windows 10 に WSL をインストールする | Microsoft Docs
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/wsl/install-win10?WT.mc_id=WD-MVP-36880

 

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