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IPv6 の arp -a


MAC アドレスの学習状態(arp テーブル)を確認する「arp -a」コマンドなのてすが、これは IPv4 コマンドなっています。

IPv6 のND(Neighbor Discovery/近隣探索) では arp は使われておらず、ICMPv6 が使われているため、arp コマンドでは IPv6 アドレスと紐づけられている MAC アドレスを確認する事が出来ません。

IPv6 での IP アドレスと MAC アドレスのマッピング(ネイバーキャッシュ/近隣キャッシュ/ND キャッシュと呼ばれています)の確認は netsh コマンドを使用します。

netsh interface ipv6 show neighbors

IPv6 運用していると、かなり大量に出力されますので、末尾にインターフェイスインデックスを付けた方が使いやすいかもしれません。詳しくは、「netsh interface ipv6 show neighbors /?」で確認してください


インターフェイスインデックスを指定した場合

 

コマンドで、IPv4 とすれば arp -a と同様の情報を得る事も出来ます。

余談ですが、neighbor はネイバーと発音するようです。

 

ついでなので、/? で表示される内容(Windows 7 x64)も書いておきますかね

使用法:
show neighbors [[interface=]<文字列> [[address=]<IP アドレス>]] [[subinterface=]<文字列>] [[level=]normal|verbose] [[store=]active|persistent]

パラメーター
タグ
interface インターフェイス名またはインデックスです。
address 近隣のアドレスです。
subinterface サブインターフェイスの LUID です。
level normal サブインターフェイスごとに 1 行表示します。これは、サブインターフェイスが与えられなかったときの既定です。
verbose 各サブインターフェイスに追加情報を表示します。これは、サブインターフェイスが与えられたときの既定です。
store active スタックのサブインターフェイスを表示します (既定)。
persistent 固定サブインターフェイスを表示します。
注釈:
近隣キャッシュ エントリを表示します。インターフェイスを指定した場合は、そのインターフェイスのキャッシュのみを表示します。サブインターフェイスも指定した場合は、そのサブインターフェイスのキャッシュのみを表示します。
アドレスも指定した場合は、特定の近隣キャッシュ エントリのみを表示します。

 

 

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