モルディブ・デ・ハプニング


11月20日、とうとう待ちに待った出発の日。
「10時にはエアーチケットのチェックインしてください。」
と言うことで8時過ぎに家をでて、西船橋へ。
構内放送で、総武線が上下線ともストップしていると言う。
「どーするどーする?」
路線に疎い私の頭の中はすでにパニパニ状態。
「うーん、ちょっと距離あるけど京成線まで歩くかぁ。」
おぉ、たのもしい~! 尊敬のまなざし!
荷物、宅急便で空港まで送っていて大正解。
無事に10時過ぎに成田到着!

エアランカ航空のカウンターに行って、チェックイン。
チケットは持ってたので、ここで席を決めてくれる。
マーレまでの席を確保。

定刻通りに離陸。
福岡に寄って、それからいよいよスリランカ。
福岡で、一度機外へ出ることに。
エンジニアが乗り込んできて、「ぼそぼそ」
なんだか調子がおかしいらしいという話を小耳に挟む。
聞こえなくっていいことって聞こえるもんよね。
待つこと40分、再び機内に。
ま、今気が付いて直したのだから・・・大丈夫よね。
暗示のようにつぶやいて一路スリランカのコロンボへ。

コロンボでチケットのチェックインの時、
旦那ちゃまが係りのお姉さんに渡したチケットを返してくれない。
「なになに?どーしたのぉ?」
ピーコック模様の制服を着たお姉さんが2、3人チケットをのぞき込んでる。
一人がチケットに書いてある席番号を二重線で消した。「え?」
どうやらダブってたらしい。
愛しあう(?)二人は無残にも離ればなれにマーレに向かったのでした。
たかだか1時間ではありますが・・・(^^;;;

夢のようなビヤドゥの景色。
何も考えず、早速飛び込む愚かもの。
いきなり太陽を浴び、慣れないシュノーケルをして、軽い日射病状態。
二日ほどふらふらボーッとしてしまった。
元気なふりしてたのに 「大丈夫?元気?」
食事に行くたびにウエイターが声を掛けてくれる。
うれしいよね。
調子はよくなっても、シュノーケリングを30分もすると酔ってしまう。
そーだ、酔い止め飲んでやってみよう。
無駄無駄、やっぱり酔っちゃって、その上眠くなってぐっすりお昼寝。

楽しい日々はあっという間に過ぎさって、もうチェックアウト。
フロントで待つこと1時間。
すべての清算が終わって、お金払ってOK!
の、ハズが、先に清算が済んでいたお隣の人が
「レートの計算、間違ってていくらか返ってきたよ。」
どれどれ。
さすがコンピュータ屋さん(関係あるの?)清算書をチェック。
電卓パチパチたたいてたら、「あれれ?」
不安になったか、フロントのお兄さんがやってきて、
「間違ってます?」
電卓と、領収書の数字を見せると、カウンターでもう一度計算し直して、
「ごめんなさい、間違えてましたね。50ドルお返しします。」
50ドルも戻ってきたぁ。皆さん、一度は計算し直してみましょうね。

マーレについて、引き換え用紙を出してチケットをもらおうとしたら、
「お話があるので、先に空港内に入って待っていてください。」
そう言って、入り口の方を指差すおじさん。
「まだなにかあるの?」
またまた不安になりながら、列の後ろに並ぼうとしたら
「こっちこっち・・・・はいはいこれもね。」
おじさんが私達を連れて列に割り込んで荷物を持って空港内にどんどん入ってく。
チケットカウンターでも、さっさとチェックインの手続きをしてくれて。
「じゃああっちでお話ししましょう。」
空港ロビーの隅っこの椅子まで連れて行かれながら、胸はドキドキ。
「ホテルで、計算間違いがあったそうですね。領収書ありますか?」
領収書と清算書を見せると
「この50ドルきちんと返してもらいましたか?」
返してもらったと言うと、にっこり笑って
「それなら問題ないですね。ここはとてもいいとこ、また来てくださいね。よい旅を!」
ふぅ~~っ。フォローおじさんだったのね。
でも、おかげで、チェックインがすごくスムーズに早く終わったわ。

何ともいろんなことが起きた旅でした。

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