謎のスピーカー上陸

Last update 2012/02/18


その名は「KOI」

 機会がありまして「KOI」ブランドの Tiger と言うスピーカを試聴してきました。(2006/10/22)

 日本ではまだ販売されていないので聞き慣れないブランドなのですが、こいつが中々いい音を出してくれます。 プロトタイプとして日本に3台入ってきたうちの1台を聞くことが出来ました。

 http://www.koiaudio.com/

 http://www.koiaudio.com/Main/TigerInfo1.html

 実は... KOI の創業者が AWM/VIA のチーフエンジニアだったりします。

 市場調査のプロトタイプとして BOSE が世に送り込んだ AW シリーズは、最終形として VIA にまで進化し、その使命を終えた現在は販売も終了しています。(初期型の AW-1D は bose-export販売されていますけどね)

 AW シリーズを開発したエンジニアは、その思想を引き継ぎ、更に進化させるべく KOI と言うブランドを立ち上げたのです。

 能書きはさておいて、実際に聞いた感想です。こいつがなかなかの音でして、初めて聞いたときに驚きを隠せなかった AWM/VIA がくすんで見える(聞こえる?)ほどの音を聞かせてくれました。実際に VIA と並べて聞き比べたのですが、その差は歴然ですね。

 音の質はちょいと異なっており、VIA が反射音を中心とした「包み込むような」音なのに対して、Tiger は「ストレートな」音です。いわゆる普通なスピーカタイプの音ですね。この辺は VIA ユーザだと好みが分かれそうです。

 再生音域は Tiger の方が圧倒的に厚く、VIA と聞き比べると、VIA の音が物足りなくなってしまいます。特にクラッシック/ジャズは圧巻で、ちょっと勝負にならないって感じですね。 Tiger と聞き比べると VIA の音ははカーテンの向こうか、霧の向こうで鳴っていて、高低音をイコライザーで絞っている様な感覚になります。Tiger の方がクリアな音質で高低音が自然に良く伸びます。よりライブに近い音がするって言った方が適切かも....

 音の作りは BOSE の音質そのままで、フラットな特性で素直に鳴ります。一部の音域が妙に突出したり不自然に感じたりするところはありません。

 録音音圧が高くガシャガシャとうるさいライブハウスぽいソース(椎名林檎のCDを使用)をガンガン(90以上)のボリュームまで上げてもVIAは音が破綻する気配がまったくなく、 ライブハウス特有の「音が飽和する直前」の音圧でも安心して聞いていられるのですが、Tiger は(まだプロトタイプのせいなのか)ある程度ボリュームを上げたところで音割れ/ビビリが出てしまいます。このあたりは VIA の完成度の高さがうかがえます。

 サブウーファー(一体型ではなく3ユニットの分離型)のボディがビビリ出すのと、シャトルも音が割れ始めます。ケース材質と内蔵アンプのチューニングがもう少し必要なのかな...

 破綻し始めるのは一般家庭で出せる音圧レベルではないのですが... ちょっと残念ですね。とはいえ、常用音圧では十分すぎるレベルの再現能力を発揮してくれるので、これはこれでありなのかも....

 再現能力は VIA を完全に凌駕しています。個人向けの販売は今のところ150台限定で予定されているようで、その後は当面は業務用スピーカーとして展開する方針らしいです。

シャトルはえらく小さいです。このサイズでしっかり中音域までカバーしてくれます。
サブウーファーも、比較的コンパクトです。材質に一工夫必要かも...(ちょっとピンぼけ ^^;)
アンプも兼ねており、ソース信号をこいつに入力し、シャトルに出力します。
スチールパイプ製の特性スピーカースタンドに乗っていました。(ブレ失礼)
シャトルの奥行きも短いです

 

back.gif (1980 バイト)

home.gif (1907 バイト)

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